GUIとは

現在のOSは,ほとんどがGUIを採用しています.GUIとは,視覚的なものでパソコンとの操作を対話的(インタラクティブ)に行うことです.GUIの前はCUIと言いました.これは,キーボードから文字をたたき込んで,命令(コマンド)を与えることでコンピュータを操作するものです.

以下にWindowsの画面の例を示します(縮小・モザイク加工しています).

Windowsの画面

これはデスクトップと言われます.ファイルやアプリケーションは(1)のようなアイコンで表されます.また,(2)の部分はタスクバーと言い,現在起動しているアプリケーションが表示されます.(3)の部分はタスクトレイと言い,常駐しているアプリケーションが表示されます.常駐とは,アプリケーションがメモリ上で待機していることを言います.通常は,アプリケーションがメモリに読み込まれてから起動されますが,常駐させるとその手数がいりません.よって,起動は早くなりますが,メモリを消費するので,あまりたくさん常駐させるとメモリが不足し,パソコン全体の動作が遅くなります.

Column

タスクバーは自分の好きな位置に設置できます.上の画面例では下に配置されていますが,上下左右のどこでも設置できます.タスクバーの大きさ(幅)や,自動的に隠す機能(画面を広く使いたいとき)もついていることが多いです.

次に,アプリケーションのウィンドウについて説明します(縮小しています).

アプリケーションの画面

(1)の部分はタイトルバーと言い,アプリケーションの名前等が表示されます.タイトルバーの左側にあるアイコンをクリック(後述します)するとメニューが表示され,ダブルクリック(後述します)すると終了します.

(2)の部分はメニューバーと言い,アプリケーションに対する操作を選択します.なお,上の画面例にはありませんが,文字ではなくアイコンのバーがあるアプリケーションもあります.これはツールバーと言われます.

(3)の部分には3つのボタンがあります.左から最小化最大化・アプリケーションの終了です.最小化ボタンを押すと,ウィンドウが消えます(終了ではありません).最大化ボタンを押すと,画面いっぱいにウィンドウが広がります.終了ボタンは,アプリケーションを終了します.

GUIの画面では,以下のインタフェースを提供されることが多いです.

OSでは,数分間何の操作もない場合,画面焼け(画面に残像が残ること)を防止するためにスクリーンセーバを起動することもあります.しかし,最近では,動画を楽しむ感覚で使われることが多いようです.

スクリーンセーバを止めるためには,マウスを動かす等のアクションが必要です.ただ,数分間何も操作がない場合の多くは席を外すことによるものです.その間に,誰かが勝手にパソコンを操作しては困るので,スクリーンセーバの解除にパスワードをかけることがあります.さらに時間が経過すると,電力の消費を節約(パワーマネジメント)するためにサスペンドモード(省電力モード)になることがあります.このときも何らかのアクションをすれば動きますが,元に戻るまでに若干時間がかかります.

なお,休止状態にすると,現在の作業内容が全てメモリ上に保存され,電源が切れます.電源を入れれば,記憶した作業画面のままで作業を再開できますし,電力消費を抑えることができます.ただし,あまりに作業内容が多いと,メモリが不足してしまい,休止状態にはできません(パソコンを再起動すればこの問題は解決します).

応用ソフトウェア

応用ソフトウェアとは,基本的にOS上で動く色々なアプリケーションです.例えば,今,このページをブラウザで見ている方が多いと思いますが,ブラウザも応用ソフトウェアの1つです.

ここでは代表的なソフトウェアについて説明します.

Point

ソフトウェアでの画面がそのまま表示結果(印刷やブラウザでの表示)になるものをWYSIWYGと言います.

ワープロソフトの基本機能

多くのワープロソフトは,句読点やカギ括弧に代表される,文章の先頭や末尾にあってはおかしい文字を,適切な位置に自動で移動させて表示します.これを禁則処理と言います.

また,文字を修飾することもできます.代表的な修飾を以下に示します.

修飾例 名称
テキスト 太字
テキスト 斜体(イタリック体)
テキスト アンダーライン(下線)
テキスト 打ち消し線
テキスト 枠囲み

これらの修飾は組み合わせて使うこともできます.

Column

斜体とイタリック体は違うものですが,多くの場合,修飾の結果は同じになります.

また,本来の字の大きさを,縦に2倍することを縦2倍角,横に2倍することを横2倍角,縦と横を2倍にするものを4倍角と言います.

文章を入力して変換キーを押すと漢字に変換できますが,この機能を実現しているのが仮名漢字変換ソフトウェア(日本語入力システム)です.また,日本語の文法間違いや英単語のスペルミス等を自動的にチェックして表示する機能を文書校正機能と言います.

文書の一部に他のファイルやデータを取り込み,その部分だけを変更した文書を印刷することを差し込み印刷と言います.

入力装置の操作

このページをご覧になっている方はご存知かもしれませんが,マウスとキーボードの基本的操作を説明します.

マウスには,ボタンが1個のものから3個あるものもあります.ボタンを1回押すことをクリックと言い,2回連続で押すことをダブルクリックと言います.なお,ダブルクリックの間隔(どの時間内で連続と判定するか)はOSで設定できます.場合によっては,3回連続でボタンを押すこと(トリプルクリック)による操作を定義できます.また,アイコン等をクリックして,ボタンを押しっぱなしにしてマウスを動かし,希望する位置にアイコンを設置・移動することをドラッグ&ドロップと言います.

GUIの画面ではマウスの操作が多いですが,熟練者になるとキーボードで操作する方が早くなります.その要因の1つはショートカットキーで,特定のキーの組み合わせで特定の操作を実現するものです.もう1つは,キーボードのどの位置にどの文字があるのかを覚えていて,キーボードは見ずに画面を見ながらキーボードを打鍵できます.これをブラインドタッチ(タッチタイピング)と言い,マスターすると操作のスピードが大幅に上がります.手のポジションを決めるホームポジションがあり,その文字に対応するキーボードのキーには突起があります.

なお,日本語入力には,ローマ字入力かな入力があります.ローマ字入力が一般的ですが,かな入力ではストローク数(特定の文字列を書くのに必要なキーを押す回数)が少なくて済みます(筆者は「かな入力」です).

Column

AltキーのAltは,Alternatvieの略です.また,FnキーのFnはFunctionの略です.

コンピュータのエラー

コンピュータで作業中に突然,ソフトウェアが一切反応しなくなることがあります.原因は,アプリケーションソフトのエラーであるアプリケーションエラーと,OSに起因するエラーであるシステムエラーのどちらかです.

アプリケーションエラーが発生すると,OSによってアプリケーションが強制終了されたり,アプリケーションが一切反応しなくなります(フリーズ).プログラム自体のバグだったり,アプリケーション開発者が予期しない操作をユーザがしたことも考えられますが,ハードディスクやメモリの空き(資源またはリソース)が足りなくなったことも考えられます.これは,同時にたくさんのプログラムを実行したり,ハードディスクをぎりぎりまで使っているときになりやすいです.プログラムはメモリを使用し,一時作業用のファイルを作る場合はハードディスクの容量も使います.

システムエラーは,青い背景のテキスト画面(たいてい英語です)が表示され,パソコンが反応しなくなります.青い背景になることから,ブルーバックブルースクリーンと言われることが多いです.文章は難解な英語で,表示時間も短いため,専門的知識があり英語がスラスラ読める人でないと原因は分かりません.

なお,エラーの種類に関わらず,パソコンが反応しなくなることを俗にハングアップ固まると言うことがあります.